卒業できるといいが2007/02/22 01:50

 昨日今日と出校。授業はないが、会議や雑務はけっこうある。今日は、成績発表日。卒業生は、この日で自分が卒業できるか、再試験か、卒業出来ないかがわかる。全員卒業してくれることを望んでいるが、必ず何人かは単位が足らずに卒業出来ない。

 大学なんて通過するだけでいいんだと言った思想家がいたが、できれば通過するだけでいいから卒業してほしいとこの時期いつも思う。

 ただ、ちょっと躓いたり横道に逸れるということがあってもいい。何となく短大に入ってきて、別にやりたいことが見つかったら、そっちにエネルギーを傾けることは悪いことじゃない。卒業できない学生がそういうことの結果だとしたらいいのだが。

 入学試験はあとB日程を残すのみになった。これまでの結果は悪くはない。私の所属する短大の学科は、去年から「ハードな短大」というキャッチコピーで、ややハードルを高くした。志願者がかなり減るんじゃないかなと思ったが、増えはしなかったが、そんなに落ち込まなかった。このままだと、定員は楽に確保できそうだ。

 ホッとしたというところだ。一応私が責任者だし、様々な改革を中心にやってきた手前、入学者が減るとそれなりに立場がまずくなる。授業をするのとは違って、学科経営にかかわる仕事は、結果がシビアにでるから大変である。今のところ、何とか及第点をもらっている、というところか。来年はどうなることやら。競争社会というのは、絶対に人を長生きさせないとつくづく思う。

 この二日ほど評論が書けなかった。さすが雑務で忙殺されると、頭が評論モードにならない。明日明後日で何とか仕上げなければ。

    下萌えの荒野に向かい飛び発ちぬ