パエリア2007/02/05 01:32


 昼に山小屋近くの知りあいの家でパエリアを作るというので馳走に呼ばれる。屋外で薪を焚きパエリア鍋を載せて煮る。空気は冷たいが良い天気で暖かく、ベランダでパエリアパーティとあいなった。なかなかおいしかった。知りあいは別荘地内の定住者である。私たちも此処に通うようになってから12年になる。ひょっとすると、川越よりもこっちの方が付き合いは多いのかも知れない。

 パエリアはスペインの海鮮風おじやというところだ。スペインのパエリア料理大会で優勝した人が川越にスペイン料理のレストランを開いていて、何度か行ったことがある。新しい店と古い店があって、新しい方はとても凝った店で、内装はほとんど自分たちで作ったという。ガウディ風のシュールなデザインの店である。古い店に、入り口に直径5メートルはありそうなパエリア鍋が立てかけてある。野外で実際にパエリアを作る時に使用した鍋だそうだ。

 夕方に山小屋を出て川越に向かう。高速道路はさすがに混んでいた。この時期日曜はスキー客で道路は渋滞する。それでも3時間ちょっとで家に着く。夜、万葉集の歌の、抒情的な表現に注意しながら読み始める。自分なりに抒情的な表現を解き明かしたいというのが今考えていることだ。それから、ヤマトタケルについての勉強も。こっちは頼まれた依頼原稿である。私は、古事記は上巻の神代ばかりをやってきたので、こういう機会に中巻を勉強することが出来てありがたい。

      爪切るも穏やかなり二月かな