うっすらと雪2006/11/12 23:51

 朝6時に起きて7時19分の梓に乗る。新宿着9時24分。これだと学校へ10時には間に合う。きついようだが、駅までは奥さんに車で送ってもらうし、梓では2時間よく眠れるし、川越から通うよりは楽である。実際川越と一時間程度の違いしかない。問題は交通費と、朝9時までに着く梓がないことだ。軽井沢だと新幹線があるので軽井沢から一時間で東京。本数も多いので9時までに東京に着くことができる。だから、軽井沢から通勤している人が多い。ところが、中央線は時間がかかるし本数も少ないので通勤は難しい。だから、定住していても別荘には週末のみ帰る人が多い。私は定住ではないが、年の三分の一は山小屋暮らしなのでそれに近い。金曜の新宿発最終の梓は、けっこうそういう人で混雑する。

 朝うっすらと雪が積もっていた。さすがに冬になってきた。今頃は唐松の黄色くなった紅葉がきれいだ。紅葉や満点星もまだ紅く残っているのもある。

 今日は一日推薦入試である。来週の日曜もそうだ。どの大学・短大でもそうだが、生き残りをかけて優秀な学生を入れようと必死だ。そのためにはハードルを高くしたい。だが、高くすると受験生が減り定員割れを起こしかねない。一流校ではない大学・短大の抱えているジレンマである。われわれも例外ではないが、今のところ、ハードルを低くしないで何とか定員を保っている。この調子でいきたい、これは最近責任ある立場になった私の職業上の願望である。

 家に帰り(奥さんは明日帰ってくるので一人)、映画を観て、短歌時評のための歌集を再読。DVDはリュックベッソンの「アンジェラ」。まあまあ面白かった。現代の街に天使が降りてくるというパターンのものだが、天使に救われるアルジェリア系の冴えない男の描き方とエスプリの効いたセリフはさすがにフランス映画だ。
 最近いい映画の新作がなかなかない。最近観た中で面白かったDVDは「ウォークザライン」。アメリカのロック歌手ジョニーキャッシュの伝記映画だが、これはけっこうよかった。暇をみてはなるべくたくさん観たいのだが、なかなか時間がないのと、疲れているので、どうしても疲れない考えない映画を借りてきてしまう。だからいい映画をたくさん見逃している。いい本もまた読まないでいる。

   冬に入り昨日の我を仕舞いけり

   冬めきて手つかずの刻重くなる

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