散歩にはいいところ2008/06/16 01:11

 土曜日は大腸検査。ここ2年ほどやっていて3年目である。毎年良性だがポリープが見つかる。今年もまた見つかった。見つかると、一年後にまた検査ということになるので、来年もまたやらなくてはならない。大腸を綺麗にして内視鏡で検査するというものだが、半分麻酔の状態でやるので苦しくはない。むしろ、腸の中をきれいにするのが結構大変である。病院で食塩水のようなものを2リットル飲んで、三回目にトイレに行ったら、流さないで看護婦さんに見せなくてはならない。仕事とはいえ、看護婦さんも大変である。きれいなというのも変だが、要するにほとんど水だけになったら、準備が出来たというこである。

 西国立の医者に行っている。小さいところだが、便秘の専門医で私などはいつも便秘で苦しんでいるので助かる。

 金曜はアメリカからのフルブライトの教育視察団が来校。その接待である。接待と言っても、ただ同席するだけで、私は英語が話せないので、英語のやりとりをただ聞いて分かったような顔をしていればいいだけである。管理職はこういう接待関係の仕事にもでなきゃいけない。我が大学の授業やら校舎やら設備などを見学し、最後に記念写真を撮って帰っていった。

 この日曜日は久しぶりに家で過ごす。引っ越しいらい日曜日に一日いたのは初めてではないか。とにかく、朝からまだ整理できていない資料や小間物やらを片付けて一日が終わる。何とかだいたいは納まった。ようやく部屋らしくなってきたというところである。

 チビの散歩。成城界隈での散歩で気付いたことは、まず雑種がいないということである。川越にいたころは、雑種の犬が割合多かった。前に飼っていたナナも雑種で迷い犬だった。そういう犬がまずいない。チビは一応黒の豆柴で、雑種ではない。たまたま里親になった犬だが、さすがに、この小ささの黒の豆柴は、成城界隈でも見かけない。奥さんによると、黒柴は近所に5匹ほどいるそうだ。すでに散歩の途中、黒柴の飼い主からいろいろ情報を聞いているらしい。今日も朝散歩していたら、豆柴と聞いていたが大きい犬ばかりで初めて小さい犬に会ったと言っていた。チビだけは成城で負けていないようだ。

 公園で、派手な身なりの若い女性がミニチュアダックスを散歩させていたが、高いハイヒールを履いて香水をぶんぶんさせ、肩にかけてある犬を入れるバックはルイ・ヴィトンだった。これは内に遊びに来てチビの散歩をしていた姪の情報である。

 私の成城の印象は、とにかく老人が多いというものである。ここは確実に老人の街になりつつある。だから街自体がとても静かだ。私の住む成城の外れの調布市あたりになると、子供は多くなる。だからややうるさい。もっとも成城は家の面積が大きいので子供がうるさくしても聞こえないということはあるだろうが。

 近所では、畑で取り立ての野菜を売っている農家が何件かある。奥さんの情報によると、ある販売所の農家は土地持ちであちこちにアパートやマンションをたくさん持っているとのこと。ここいらあたりは人気があって部屋はすぐ埋まるとのことである。

 引っ越して気付いたことは付近に案外に農家が多いと言うことで、畑もけっこうある。成城はまだ新しい街ということである。もともとの農家が今では地主として畑を耕しながら農業のまねごとをやつているということだ。

 成城学園駅から数キロまでは真っ直ぐの道が縦横にめぐって、碁盤目上の街並みになっている。戦前に郊外都市として造成したその思想通りの街並みである。ただし、その区画がきれるたりから道路は細く曲がりくねり、家も一軒一軒が小さくなる。私が住んでいるのは丁度細く曲がりくねった辺りである。

 野川沿いの成城よりは河岸段丘が続き、崖地になっていて所謂ハケである。成城学園駅は地下になっているが、線路は喜多見の方へいくと視界が開けて野川の上を通る。トンネルから出る辺りが崖線である。その崖線は湧き水が出て緑地帯になっていて、その崖の上の家は見晴らしがいい。従って、成城でもこの崖の上は一等地であるということだ。野川とこの崖線のおかげで緑が多いのである。

 私の家は、この崖線の傾斜地にあるマンションで、古くて小さくて駅から遠いが、環境だけはいい。ゆっくり散歩でもするのにいいところである。ただ、私にはいまそんな暇がないが。

               万緑や柵で囲われ保護されて

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