林檎は不作2006/11/19 00:21


 今日は忙しかった。朝8時に畑でいつも世話になっているKさんが軽トラに薪をいっぱいに積んで持ってきた。かなり乾燥している薪でやや大きめだがいますぐにでも燃やせそうである。この薪は処分するものだからお金はいらないという。それでは悪いからということでガソリン代として何とか千円受け取ってもらった。

 9時に望月の方のリンゴ園に林檎の収穫に出かけた。一本の林檎の樹のオーナーになっていて、その樹の林檎はオーナーのものになる。一万円で権利を買う。去年は300個以上の林檎がとれた。安いものである。ただし、林檎はそんなに食べないけれど。ところが、今年選んだ樹は林檎の粒が小さく紅くもない。量も少ない。どうやら外れの木を選んでしまったらしい。毎年木を選ぶとき、まだ実をつけていない早い時期にどの樹がたくさん獲れるか選ぶのだがなかなか難しい。隣の樹はとても立派な林檎がたくさんなっているというのに、こっちはみすぼらしい。まあこういう外れがないと林檎農家も儲からないというわけだ。とりあえず紅いのを百個ばかり収穫して帰った。

 午後は、朝持ってきてもらって道路脇に積んである薪を運ぶ作業。明日は雨か雪だから、とにかく屋根のあるところに運ばなくてはならない。何とか三分の二ほど運んで後はビニールシートをかぶせておいた。疲れた。

 夕6時半に茅野駅へ。7時の梓で川越の家に戻るのだ。車中で正岡子規の歌集を読んでいたら突然気分が悪くなり吐き気を催す。どうやらまた首の持病がでたらしい。本を読むとき下を向くがその微妙な角度がだめらしい。疲れも出ているのだろう。新宿につき、池袋で東武東上線に乗り換える。朝霞台で電車がストップ。誰かが線路に落ちたので救出中というアナウンス。やれやれ。どうやら大事にはいたらなかったらしい。何とか10時半には家に着く。奥さんは月曜に帰ってくる。私は明日入試なので早く帰ったというわけだ。気分の悪いのは何とか治ったようだ。ただ当分本は読めそうにない。

 この時期には奥さんが山小屋で野沢菜や大根を漬ける。毎年漬けている。この作業を見ているとさすがに季節を感じる。

   茎漬けや菜洗う手の堂に入る

   茎漬けの樽を持ちあぐ刀自の腰

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