相変わらず忙しくて2009/01/24 00:16

 基礎ゼミのテキスト作りがいよいよタイムリミットになってきて、今のところそれにかかりきりである。去年のワ族調査旅行の報告も書かなきゃいけないのだがそこまで手が回らない。

 茅野のヤマダ電機からパソコンの修理が出来たので取りに来てくださいとの電話が入る。そんなこといったっていつ行けるものやら。山小屋へは当分行けそうにもない。それなしでも、修理代が2万5千円かかるのでどうしますかと連絡してきたとき、ついもったいないから修理しますと答えたのだが、考えてみたら今の所パソコンはあるのだし、修理を頼まなきゃよかったのだ。つい、20万だ買ったのだからもったいないと思ったのだが、山小屋にすでに買ってある10万円のノートパソコンで充分なのだ。とにかく、2万5千円無駄にしたということになる。

 基礎ゼミのテキストは、版下作りまで私がやる。予算がないためで、写真を入れたり、レイアウトを考えたり、活字のポイントやらといろいろ考えている。A5版のテキストになるが、百ページは越えるから、それなりの厚さにはなる。苦労したのが、学園史で、結構写真を入れたりするので、レイアウトが難しかった。

 授業の受け方、ノートの取り方、レポートの書き方、プレゼンの仕方とほとんど私が書いた。ある意味でこれは私の考えによる基礎ゼミテキストで、これを来年度の全新入生に読ませるのだから、けっこう責任大である。ただ、私は予備校時代に小論文の参考書を出して、皆から名著だと誉められた経験がある。論文は評価されないがこういうマニュアル本は評価される、ということは、どうもこういうのを書く才能はあるみたいである。  

 新人物往来社から、「神話伝説歴史大事典」を出すが、以前「神話伝説総覧」に書いた、鬼や天狗や土蜘蛛の文章を採録したいが、という連絡が入る。そうかいまだにこういう事典は売れるのだなと感心する。ちなにみ鬼で検索したら、ウィキペディアの鬼の解説に私の名前が出ていて、私の文章が引用してあった。多少確かでない記述も含んでいたので、冷や汗ものであった。ちょつとばかり修正することにした。

 今日パスポートを取りに都庁まで行く。今度のパスポートにはICチップが内蔵されている。パスポートの10年前の写真と今の写真を見てなん老けたのだろうと落ち込む。自分の写真を見るといつも落ち込む。私のなかの自画像はどうもあまり年をとらないのである。

 都庁から新宿駅に出る地下道のある場所にはホームレスの人たちがいる。政治の力で何とかならんのか(せめて住居でも)、と思いつつ、そのまま出校。明日は研究会で奈良である。ほとんど休みのない日が続く。

                 春を待つ万物はみな背を丸め