歩留まりが…2007/02/07 23:58

  同業者はみな入試で忙しそうだ。まあ当たり前だが。私もご多分にもれず忙しい。昨日はホテルに泊まった。今日は朝8時30までに出校しなきゃならなかったので、とてもじゃないが朝早く起きる自信がなかったのである。T君のように朝6時に起きて大学に行くなんてことはまず無理だ。

 今日は入試で、明日明後日と、今度は、合格者を決める会議やら何やらでまた忙しい。短大は今厳しい。私の勤め先の短大だって同じだ。入試が多様化してきて、いわゆる一般試験の入試を受ける受験者が減ってきている。実際に一般試験を受ける受験者は、四大との併願が多い。最初から短大を目指す受験生は推薦入試を受ける。

 当然、四大が受かれば短大にはこない。そこが辛いところだ。だからそういう数を予想しながら合格者数を決める。その時、何割の受験生が実際に入るか、その割合を歩留まりと呼んでいる。この歩留まりを予測して合格者数をだすというわけだ。この歩留まりの予測がとても難しい。毎年同じとは限らないからだ。何処の大学でも悩んでいる。

 歩留まりを予測して出す合格者数が、実際の受験者数と同じかあるいはそれを上回る場合、本当の意味で全入となる。つまり全員合格で、こういう場合は偏差値はつかずFランクと呼ばれる。何処の短大でも大学でもそうならないように頑張っている。わが短大はまだそこまでは行っていないが、努力を怠れば分からない。世の中、安穏とはいかないものである。

 ホテルにパソコンを持ち込み、万葉集の歌などを打ちこんでいたら、色々と考えが浮かんできて眠れなくなってしまった。睡眠不足のまま、歩いて数分の学校へと出かけたが、そのせいか今日は朝からふらふらである。それでも、入試業務と、会議といろいろとこなした。さすがにくたくたである。 

   立春の風やコートの翻る

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