大人になること2008/08/04 00:11

 今日の模擬授業はなかなかうまくいったと思う。感想を書いてもらったが、「涙がでそうになった」という感想もあり、私の授業の中では最高に近い評価。

 一時間の授業だが、けっこう苦労しているのである。まずパワーポイントを使う。映画の映像を使う。祭りの映像も見せる。資料も配る。それらを適宜織りまぜながら、多少の笑いもとる。私の授業で笑いを取るのはほとんど無いのだが、これに関してはいくつかあるのである。いつもすべるのだが、今回はすべらなかった。安堵した。

 涙が出そうになった理由は、「千と千尋」の映画の一つのメッセージを、子供であることを失う、という点に絞ったからである。受験生達は誰でも子供であることを失いながら受験勉強をしている。誰も失いたくないと思いながら、それに抵抗できずにいる。異界に行けるのは子供なのである。ほんとは誰もが異界に行ったことがあるのに、それを忘れてしまう。それが大人になること。と説明していけば誰もが自分のことと重ねていく。そしてそのことに切なくなっていく。

 でも必ず何時か何処かで異界に行ったことを思い出すはずだ。と私は元気づける。何故なら異界に行った証があるからだ。とここまで言えばその証が何であるかは「千と千尋」を見た人なら分かるだろう。

 明日はまた出校。いろいろとやることがあるのである。暑い中、そろそろ身体も限界に来たらしい。が、そんなことも行ってられない。異界に行った経験など死んでも思い出せない私は、ただ、この世の仕事に精を出すだけである。 

夏休み異界に集う児らの声

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