民族衣装を着る2007/01/18 00:59

 今日は二部の授業があり、帰ってきたのは結局11時近くになった。いつもこの日は車で通勤なのだが、車が使えずいつもの通勤。さすがに時間がかかる。でも、今日の授業は、みんなに民族衣装を着てもらう体験授業だったので、楽しかった。

 実は、13名ほどの学生がいるが、3分の2は社会人。私より年輩の方も多い。ちょうど人数分あったので全員に着てもらった。民族衣装はほんとは若い娘さんの衣装がほとんどだったが、そこは眼をつぶって、昔若かった人にも着ていただいた。けっこうみんなはしゃいでいた。民族衣装は、私が中国に行くたびに買って来たものである。現地で実際に着ているもので、観光客用とか、美術品といったものではない。その意味では、少しは民族文化に触れることが出来ると思う。

 明日は一部の授業だが、やはり最後なので民族衣装を着てもらうつもりである。これも毎年恒例になっている。

 ワ族の首狩り儀礼について書いた「首の贈与」という論文の校正原稿を今日出版社に送る。これは、自分としてはなかなか面白く書いた論なので出版が楽しみである。短大文科の紀要も刊行された。薄っぺらい。私が書かなかったらパンフレットみたいな紀要になっていたところだ。

 私の論は「晴と褻の混乱 柳田国男『明治大正史世相篇』を読む」というものだ。自分で言うのもなんだがこれも力作である。実は、私の編集で柳田論を出す予定だったのだが、原稿が集まらず立ち消えになった。その時書いた原稿なのだが、そのまま眠らしておくわけにもいかないので今回活字にしておいたというわけだ。柳田の特に『明治大正史世相篇』の読み方として新しい切り口は示せたと思う。この方向で柳田論を書いてみようかなと思っているが、その暇があるかどうか。

 明日で(もう今日だが)授業は終わりだ。一年は早かった。そろそろ来年度のシラバスを書かなきゃいけない。まだ思案中だ。

    初場所や朝青龍の太き腕

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