バリウムを飲む2007/01/16 00:36

 今日は午前中人間ドックに。場所が川越なので近くていい。一年に一回人間ドックで健康診断が義務づけられている。本当は去年やらなきゃいけなかった。12月にやろうとしたら予約でいっぱいで、仕方なく、去年の分を今日やるというわけだ。

 朝何も食べずに行き、血液を採られ、レントゲンを撮られ、あれこれと検査を受ける。一番嫌なのはやはりバリウムを飲むことだろう。あれは何とかならなんのか。もう少し快適に出来る方法を開発しろ!バリウムを飲んで、レントゲン室の台の上に両手を広げ。台ごと回されていると、日干しにされている烏賊の気持ちになる。

 ここの病院はすぐに結果を教えてくれる。検査は2時間ほどで終わり、午後の1時にはだいたいの検査結果を教えてくれる。検査結果を聞くときにはいつもいい気分ではないものだが、まあ、今回も何とか大事にならずに済んだ。ただ、コレステロールと中性脂肪は上限値を超えているので食事療法してください、と言われた。うちの奥さんはほとんど脂っこい料理を出さない。けっこう気を遣っているのだが、それでも、値は下がらないらししい。

 今日の朝日新聞に、小泉武夫が、日本人が腸が長いのは、粗末な食事に対応できるようになっているからだ、つまり、栄養をなるだけ吸収しようと腸が長くなっているので、そこに油分の多い料理を食べたら、日本人の身体が普通であるはずがない、というようなことを書いていた。

 たぶん私もかなり腸が長いほうだ。胴長短足の部類だから。つまり栄養を取りすぎてはいけない体質なのである。だがそんなことをいっても、今時、身体にいい粗食を食べる方が贅沢である。脂っこくて高栄養の食料の方が大量生産で安いのだ。食事だけ貧乏(健康的な貧乏です)にするというのは大変なのである。

 バリウムを排出するため下剤を飲んだら二時間ほどで効いてきた。午後に勤め先に行こうとも思ったが行かないでよかった。お腹を押さえて走り回るところだった。

 そんなこんなで一日が終わる。夜は、家で学校の雑務を片付け、彝族の火祭りの報告書作り。明日は朝から会議である。

      碧梧桐忌自由な言葉など無かった

      バリウムを胃に注いで厄落とし