シンポジウムの打ち合わせ2010/04/19 00:31

 金曜日に奥さんは山小屋へ。私は、学校で仕事。土曜は、学校で地方出身の学生懇談会と研究会。地方出身の学生懇談会は、今年で3回目か4回目。何年前から始めたのか忘れている。今年は25名参加で盛況であった。私の授業を三つもとっている学生がいて、その学生に出身地を聞いたら、せんせい私のこと覚えていてくれないのですか、前にも聞きましたよ、と言われてしまった。ごめん、ごめんと謝って、一通りみんなの出身地を聞いて、そこでまたもっと詳しく話してくれない、と聞き始め、またさっきの学生に出身地は~だったよね、そこ行ったことあるよ、と言ったのだが、見事に間違っていた。別の学生の出身地と間違えていた。結局、私はその学生の言うことをきちんと聞いていないと、証明したわけで、その学生に合わす顔がなかった。その学生きっと怒っているだろうなと思う。

 最近記憶力が鈍っている。老化なのかもしれない。言い訳すると、この週はほんとに忙しく、睡眠時間もとれなく、なんとなくぼうってしていたということもある。この歳になるとほんとに無理が利かないということが身にしみてわかってきた。

 懇談会が終わって、研究会へ。研究会は同じ建物の14階で行っているが、実は、この日のうちに茅野に行かなくてはならないので、24日からのシンポジウムの打ち合わせなどをして30分ほどで退出。そのまま新宿に向かい、梓に乗った。

 山小屋では、土曜の朝は、除雪車が来なくては車がでられないほど雪が積もったという。道路の雪はほとんど消えていたが、まだかなり残っている。それにしてもおかしな天気である。車窓から見る山梨や長野の風景は今が一番美しいのではないか。雪を抱いたアルプスの裾野には、まだ桜も咲いているし、果樹の花がとても華やかである。

 今日(日曜)、朝、張先生からメールで資料が届く。印刷して私の資料と一緒に、諏訪市博物館へと持っていった。館長とシンポジウムの打ち合わせ。会場は博物館のエントランスホール。要するに、玄関を入ったところにある広間である。そこに椅子を並べて講演会場にする。狭い感じがしたが、詰めれば300人は入るということである。180人くらいを想定しているという。詳しい打ち合わせをして、車で東京へ戻る。さすが、高速は混んでいた。

 土曜に「1Q84」の3を2冊買い、読書室へ入れた。話題の本は素早く入れる。これが大事である。青豆は死んでいないという説がある。3を読んでいないのでよくわからないが本当だろうか。村上春樹は無意識をブラックボックスやパラレルワールド、そして救済(神)の世界として、いろんな風に構造化してきたが、1と2とでは、そのような構造化を避けているように思われた。3は、その構造化があらわれるのだろうか。読む暇はいまのところなさそうである。

長閑なり寝入る犬をせめて撫で

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