福岡へ行く2008/05/26 01:18

金曜(23日)に書棚を組み立てていて腰を痛めてしまった。組み立て式の書棚を購入したのはいいが、これがなかなかうまく組み立てられない。なにしろ、高さが2㍍以上あるのを三本組み立てるのだ。重いし、寸法が微妙に狂っていて説明書の手順通りにやってもなかなかうまくいかない。それでも悪戦苦闘して何とか組み立てたが、結局腰を痛めた。

 が、次の日(土曜)、上代の学会参加のため福岡へ。早朝車で駅まで送ってもらい。羽田から飛行機で福岡空港へ。Yさんが学部長をやっている福岡女学院大学が会場校である。空港から、地下鉄、西鉄を乗り継いで一時間ほどで着く。何とか理事会には間に合った。

 女学院大学は、私の勤め先よりも歴史が古い。創立132年になるという。なんでも日本で初めて女学生がセーラー服を着た学校で、セーラー服起源の学校と言うことだ。短大もあり(英語科のみだが)私のところとよく似ている。

 夕方は大雨になった。福岡市内のホテルで懇親会。この学会の年一度の大会は普段会えない研究者やかつての仲間との邂逅を楽しむという目的があるので、なるべく顔を出すようにしている。20年ぶりに合う人もいる。私と同じに頭も白くなったなあ、と驚くが、向こうも私を見て驚いているだろう。

 二日目の大会は朝から研究発表だが、午前中はさぼって太宰府天満宮と、九州国立博物館を見に行く。天満宮はさすがに混雑していた。観光客の言語が日本語だけではないというのが、さすがにアジアの国際都市福岡だと認識。九州国立博物館では「国宝絵巻物展」の特別展示があるので見学。凄い混雑であったが、けっこう楽しめた。

 昼に会場に戻り研究発表を聞く。興味深い発表が続いたが、引っ越しや、午前中の疲れがどっと出て、とてもじゃないが集中して聞いていられない。ほとんどうとうとしながら聞いていた。それでも内容はだいたい分かったが。

 4時30分に研究発表が終わり会場を一足先に出て、H氏と福岡空港へ向かう。空港には5時30分着。6時まで一緒にビールを飲み、H氏は先に発つ。私は7時15分の飛行機で羽田へ。羽田着9時20分。飛行機も混雑していて出発が遅れた。10時30分には駅に着く。川越でなく成城学園前である。さすがに少しは早く帰れるようになった。そこからタクシーで家の近くのコンビニまで行き、ミネラルウォーターとアイスクリームを買って家に帰る。チビが出迎えというより、何者が来たのかという感じで私を見に来る。

 組み立てた書棚に少しばかり本を並べるなどして、そして一日が終わる。

         夏めきて天神詣での日傘かな