本のタイトルは難しい2013/07/28 23:35

 暑い日が続く。さすがに体力も落ちてくる。実は、数ヶ月前から膝が痛くて階段の上がり下りが難儀になっている。階段よりエスカレーターやエレベーターをつい使ってしまう。なるべく階段を使うことにしていたのだが、さすがに膝が痛いと避けてしまう。これも老化ということなのだろうか。レントゲンをとってみたが別段異常は無い。筋肉の衰えだろうとリハビリしなさいと医者に言われた。確かに、最近、体重が増え気味で歩く時間も少ない。これじゃ膝も悪化するわけだ。というわけで、いろいろ問題を抱えているわが身体である。

 本の出版については、出版社が決まり、後は、本の体裁やタイトルをどう決めるかというところまですすんだ。原稿はすでにできている。ただ、写真が少ないので写真を多く入れて欲しいと言われた。ところが、私はビデオカメラでの取材が多く、思ったより写真が少ないのだ。祭祀のかんじんな部分は特に写真がない。そこで、ビデオ映像を写真にする、ということになるが、やはり解像度が悪くなる。が、ないよりはいい。というわけで、ビデオ映像から取った写真を多く使うことになった。

 問題はタイトルなのだが、雲南研究であるから、当然研究書としてのタイトルにしたい。しかしあまり学術書っぽくしたくはない。出版社も、地域研究書は、例えば地域紹介本のようなものだと必ず図書館で買ってくれるので、なるべくなら、「~訪ねて」といったタイトルがいいという。が、私としては、紹介本っぽくなると研究者が手に取ってくれなくなるかもしれないとも思う。かといって、あまり堅苦しいタイトルも嫌だ。なるべく多くの人に読まれた方がいいのも当然で、とすると、「~を訪ねて」か。う~ん、と迷っているところだ。

 「雲南の神話と祭祀」あたりが無難なところだろうと思っているが、どうなることやら。ありきたりでつまらないが、情報としては的確なタイトルである。知り合いや研究者に献本してその人たちに読んでもらえりゃいいや、というようにはしたくない。それなりに面白いという自信はあるので、雲南に興味のある人には手にとってもらいたい。とするとやっぱり、「~を訪ねて」か。なかなかタイトルを決めるのは難しい。

 今日テレビで「半沢直樹」を見たがなかなかよく作ってある。ちなみに、私は原作はすでに読んでいる。筋を知っているので、原作をどんな風にアレンジして作っているのかそこに興味があった。この番組キャスティングが外れていない。特に堺雅人はぴったり。もう彼以外の半沢直樹のイメージが作れない。それほどのはまり役。多少省略しながら、「倍返し」の見せ場だけは丁寧に作ってある。

 ただ、原作の半沢直樹はえげつないほど敵を責め立てる。倍返しとは報復としてはやり過ぎなのである。そのえげつなさをどこまで描けるか。さすがにテレビなのでなかなか難しいとは思うが。私もストレス過多なので、こういう番組嫌いではない。

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