盲腸で入院2020/08/25 22:50

以下私の病状日記。

8月14日、癌研有明でホルモン治療を受ける。一ヶ月錠剤を服用しPSA値が5から0.1に下がった。さすがに効く。今回の治療は注射での薬剤投与である。
8月15日、長野の茅野の山荘に行く。その夜胃のあたりが急に痛くなり我慢できなくなって諏訪中央病院の夜間救急外来に駆け込む。医者によれば胃が荒れているからだろうとのことで、制酸剤と痛み止めをもらって帰る。
16日、一晩痛みは続き、だんだんと下腹の方に痛みが降りてきた。この痛みも我慢できず、日曜なので、午前中にまた諏訪中央病院の救急外来に駆け込む。今度は盲腸の疑いがあると診断された。CTを撮り、盲腸が判明。外科医がやってきてすぐ手術と言われた。あの胃の痛みは盲腸が原因だったらしい。よくあることらしい。ということで、午後に手術をし即入院。手術は開腹でなく、腹腔鏡手術。
17日。医者によれば、私の虫垂は破裂寸前で、もう少し遅かったら危なかったという。ただ、化膿があるらしく熱が下がらない。医者は、化膿の勢いと抗生物質との戦いがこれから続く。薬が勝てば19日に退院。負ければ再手術。腹に管を入れて洗浄するらしい。
18日。熱は下がらず。19日の退院は無理そう。病室の窓から、茅野の街並みが見渡せる。熱はあるが歩くことができるまでに回復。
19日。微熱が続く。明日の血液検査で退院可能かどうかの判断をすることになった。 20日。検査の結果、薬が勝利したとのこと。明日退院できることになった。
21日、退院。熱は下がり、体調もふつうに戻ったが、抗生物質の副作用で背中にじんましんが出る。かゆい。家に戻り、病院食でな食事の出来ることに感動。

 この歳で盲腸で苦しむとは思わなかった。とんだ災難であった。前兆もなく突然の盲腸襲来である。いつ何が起こるか本当に分からない。この歳になると、ちょっとした病が命取りになる。コロナにかかったら、私などは生還できないだろう。病床で、ここで死んでも、それはそれでいい、まあこんなところだ私の人生も、という気持ちになれたのが、突然の入院での収穫といえるだろうか。