無人古本販売2011/10/19 01:09

 先週の土日は文化祭。読書室委員のメンバーと古本市の催し物を今年も行う。古本は結構集まったのだが、売り上げは良くない。あまり売れる本はなかったということか。それでもユニセフへの寄付は二万円を越えた。もっとも、私が出した機動戦士ガンダムの新しい漫画版、二十二巻を供出したのが効いている。全冊四千円で売れた。

 その前の金曜日は、文化祭の準備と、学会の発送の準備。準備が二つ重なった。それでも何とか終わる。いつもなんとかなるものである。私は二日ともオープンキャンパスでの受験生相談。合間を縫って、古本市を見に行く。客が入っているかどうか心配なのである。

 日曜夜短歌時評の原稿を書く。久しぶりに夜更かしをした。2時半に寝る。いつも一時以降はほとんど意識朦朧となるのだが、さすがに締め切り間近の原稿となると、目が冴える。月曜日の朝、そういえば「燃えないゴミ」の日である。朝七時半に起きて、不要になった旧いプリンターを分解して、二つの袋に分けて出した。

 昼頃まで、今週の木曜日にある万葉集の市民講座の準備。ちなみに、月曜から水曜日まで学校は休みである。つかの間の休日である。昼に新宿へ出て、「あずさ」で茅野に向かう。奥さんはすでに山小屋に行っている。私は仕事があるので月曜に行くことにした。

 山は上の方が紅葉していてなかなかきれいである。この時期なかなかこられないのだが、今年は何とか来る事が出来たが、もちろん仕事持ち込みである。火曜の今日、何処かへ行こうということになって、高遠に行く。高遠の町は古本で町おこしをしていて、けっこういろんな本を集めている古書店があるという。奥さんが以前行って面白かったというので、行くことにした。

 残念ながら、古書店はもう閉店していて、今は土日祝日だけのオープンだという。ただ、高遠町のメインストリート沿いの、商店の前や、商売はしていなさそうな家のシャッターの前などに、小さな本棚があってそこに古本が並んでいる。なんだろうと見てみると、古本を売っている。本棚にはお金を入れる箱があって、どれでも一冊百円とある。野菜の無人販売所ならぬ古本の無人販売コーナーである。平日ということもあって通りは閑散としていたが、なかなか面白い試みだなと感心。けっこういい本もあって百円は安い。文化祭の古本市も、来年はもう少し企画を練り直そうと思った次第だ。

                          ぶらぶらと古本などあり秋の路

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