高峰温泉へ行く2010/09/11 12:15

 山小屋に来てもうすぐ一週間になる。明日は東京に戻る。来週は雑務で出校しなければならない。後期もいよいよ始まるという感じである。

 山小屋に来てまずやったことは、ベランダの防腐剤塗りで、それが終わったら台風が来た。防腐剤を塗るのが遅れていたら面倒なことになっていた。

 8日から9日にかけて高峰温泉に行ってきた。恩師であるN先生夫妻と知人との五人で出かける。チビは家で留守番。一泊だがチビは初めての留守番である。近所の人に餌と散歩を頼んでおいた。夕方の散歩はさすがにチビは外へはでるがすぐ近くまで行くと帰りたがって結局散歩にならなかったという。次の日の朝の散歩は何とか散歩らしいものだったが、それでも、やはり落ち着かなかったという。さすがに、知っている人とは言え、いつもと違う人との散歩にチビも戸惑ったのだろう。慣れだとは思うが、少しは我が家の犬のようにはなってきたらしい。

 高峰温泉はなかなか良いところである。小諸の駅前から浅間連峰の高峰山に向かって、一直線に上っていく。小諸から車で40分ほどである。尾根を上ったところにスキー場があり、その近くに高峰温泉がある。ランプの宿を売りにしている。昔の湯治宿だが、今は、評判の温泉宿だということだ。確かに、浅間連峰の尾根にあるロケーションで、海抜が2000メートルある。眺望がとても良い。宿としても、サービスが行き届いて、賑わっている理由が良くわかった。平日だが、ほとんど満室であった。リピーターが多いという。http://www.takamine.co.jp/

最近作ったという雲上の露天風呂というのが売りである。(ホームページより写真を拝借しました。)


 星空がよく見えるので、夜は星空観察会というのがある。あいにく雲がかかってみえなかったが、一瞬雲が切れて天の川が見えた。あんなにきれいに天の川を見たのも最近はないことである。次の日の午前中は、近くの池の平湿原ハイキングで、宿泊客へのサービスである。ガイドが三人付き、宿のマイクロバスで湿原まで行き、そこから約二時間半ほど散策する。浅間連峰の尾根筋なので、八ヶ岳から北アルプスまで眺望がよく、しかも小さいが湿原もあって、つかの間であったが、高原の散策を楽しめた。

 旅の目的は、いつも世話になっている恩師夫婦へのお礼の旅行で、山が好きなので、評判の温泉に招待したというわけだ。だいぶお歳(もうすぐ80歳)なので自分たちで車を運転して出かけるということが出来なくなってきている。夏は蓼科の山荘に暮らしているので、誘って出かけたというわけである。池の平湿原ハイキングへの参加は先生夫妻が提案した。私たちは、そんなつもりもなく山歩きの格好もしていなかったが、先生たちはちゃんと準備してきている。さすがである。

 高峰温泉から山小屋までは二時間弱。先生をお送りして帰ってきたのが四時頃であった。チビはわれわれの顔を見て、別にすごく感動するわけでもなく、いつものように寄ってきて餌の催促である。そういえば餌の時間なのである。なんだ感動のない奴だな、とすこしがっかりしたが、それがチビの面白いところである。

   愛犬に留守を頼みて夏の旅

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