大腸検査2009/07/11 01:01

 今日は大腸の内視鏡検査の日。国立にある専門病院に行ってきた。検査自体は麻酔で行うのであっという間に終わるのだが、大腸をきれいにするのに時間がかかる。何とか水という水をまず少しずつ2時間かけて2リットル飲む。それでトイレに三回行くと、オーケーなのだが、どういうわけか私は二回しかいけずに三回目がでなかった。そのせいか、検査の時間が大幅に遅れた。

 また小さい病院なので、予約はしておいたのだが、後に回されて結局、9時から1時半までずっと待たされた。さすがに私も不安になり、この先私はどうなるんでしょうか、と聞いたところ、ベッドがあいたのでこれから始めるという答え。

 おかげで村上春樹の「1Q49」の第1巻を読み終えてしまった。待ち時間はとても長かったが、私としては久しぶりに読書に集中できた時間であった。早速「1Q49」第2巻を読まなくてはと思うが、こんなに読書に集中する時間を今確保するのは難しいだろうなと思う。半分読んだ印象だが、なんだか、文体の集中力がやや散漫になってきている気がしないではない。まあとにかく感想は全巻読み終えてから書きます。

 内視鏡検査は三回目だが、毎年ポリープが見つかる。今回も見つかった。私の腸は、ポーリーブがタケノコのように出てくるらしい。良性のポリープということで安心なのだが、悪性に変化する可能性は無いわけではないという。だから、毎年この検査をせざるを得ないのである。

 ちなみに、この病院の医者、先週奥さんが胃カメラの検査をしてもらったのだが、奥さんいわく、『インザプール』の伊良部に似ているという。それは違うだろうと言ったが、明るくて、のりがよくて、薬をたくさんくれるところは、そういえば似ていないことはない。ただ、私の場合、伊良部よりいつも大きな胸とミニスカートの白衣で栄養剤の太い注射を打つあの看護婦に会いたいのだが(不謹慎な願望です)、出会ったことはない。当たり前であるが。

  明日は、学校で学会の会議、夕方は出版記念パーティ。昔の学生運動の資料集を復刻出版したので、みんなで集まるという会である。たぶん、40年ぶりに会う奴もいるのだろうと思う。そういえば、小熊英二の『1968年』上巻がでる。ほとんどが全共闘運動の資料と分析。分厚い本である。知りあいの名前がたくさん出てくる。さすがに購入した。

                       夏の日にわが大腸を見せてやる

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