30分ずつ歌う掛け合い2009/05/10 01:00

 今朝起きたら三人の感染者が出たというニュース。ただ、空港での検疫で見つかったということで、一安心。空港の検疫では国内感染ということにならないので、今日の学会会場が使えないということはない、とは思うが、やはり心配だった。9時には学校から授業はやるというメールが届き、これで学会も出来るとやっと安心した。

 学会の大会はなかなか盛況だった。新しい入会者もいて、この学会このまま会費も集まらずどうなるんだろうと心配だったが、何とかまだ持ちそうである。私は代表だったが、今日で新代表と交代。少し肩の荷が下りたというところである。 

 発表は4本、それぞれなかなか面白かった。一人の発表者の取材テープをダビングしたDVDが再生できず、かなりショックを受けていた。家では再生できたのにという。DVDのダビングはメーカーによって方式が違ったり、ファイナライズも不完全になりがちで、前もって確かめておかないといきなり本番はとても危険である。やっぱりVHSのテープが安全だと言っていたが、その通りである。

 懇親会と二次会を経て帰宅。実は明日もまた研究会がある。実は昨日も勤務先の飲み会があり、やはり疲れる。昨日今日明日とたくさんの人と会い話をしたし話をする。そういうのは楽しいが、終わるとぐったりとする。

 そう言えば今日、京大の大学院生と話をした。貴州省のプイ族の研究をしている人だが、歌の掛け合いを調査していて、二次会で話をする機会があり、詳しく聞いたら、プイ族の歌の掛け合いは、一人30分歌い、相手もそれを受けてまた30分歌うのだという。その掛け合いを一日やるというのだ。聞いて仰天した。掛け合いは短歌謡を掛け合うことを前提にしていままで論を書いてきた。白族なんて一人の歌はせいぜい40秒である。

 30分なんて、短歌謡じゃないじゃん、そんなに長く歌って相手はよく覚えているな、とか、疲れないのか、とかいろいろ質問が飛んだ。発表じゃなく、二次会で出た話なので、詳細は分からない。でも、けっこう衝撃的な話であった。研究がすすむにつれて、多くの研究者と出会い、その結果、こちらが思い込んでいた前提が崩される。ショックだが、それが面白いと言えば面白いのである。今日はその意味で面白い一日であった。

議論するひとたちがいる薄暑かな

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