春の一日2009/04/25 00:14

 昨夜は原稿を書いていて久しぶりに夜3時まで起きていた。さすがに今日は眠い。この歳になるとこういう仕事の仕方は無理だなと感じる。今日は出校せず。午前中は、川越の家に行き内装などの仕上がり具合を見る。壁紙などとてもよく貼ってあって、これならもう一度住んでもいいねなどと奥さんと話をする。

 知りあいのK君が借りたいということなので貸すことにした。相場からすると格安の家賃である。彼はまだ研究者の卵だから、家賃の滞納は許すが、論文を書かないのは許さないよと言ってある。こういう家主の家を借りるのは、いくら家賃が安いと言ってもわたしならごめんである。

 昼家に戻る。府中の税務署に電話し、税金の督促状が来た理由を問いただす。毎年確定申告しているが、税金は銀行口座から引き落としにしている。それなのに今年突然督促状がきた。引っ越しはしたが口座を変えたわけではない。それに納税通知も来ていない。いきなり督促状はないだろう。調べてもらったら、管轄の税務署が変わると銀行との口座振替は再度やり直さなくてはいけないということ。昨年転居したのだが、転居の際の手続きを怠った税務署のミスで、申し訳ありませんと先方が電話口で謝ったので、一件落着。

 次に近くの諫山医院に薬をもらいに行く。昼間このあたりを歩くとほとんど年寄りしかいない。まあ私もそんなものだが。病院に入るとやっぱり年寄りばかり。この委員長先生も年寄りだ。

 草彅剛が酔っぱらって全裸になり公然わいせつで逮捕された事件で世間(テレビ)は大騒ぎだ。しかし、酒を飲んで羽目を外したくらいで自宅の家宅捜査までやるだろうか。薬物中毒を疑ったらしいのだが、それでも確たる証拠がなければそこまではしないだろう。そういうことはないだろうが、それにしても最近、公権力は権力を行使しすぎである。その暴走を止めるシステムが日本では機能していない。ゆゆしきことである。

 ただ、やはりあそこまで羽目を外すのは普通ではない。たぶん性格だろうが、外的自己と内的自己との距離が限界値を超えたということだろう。真面目でよい子タイプに多い。わたしもそう見られることがある。ただ、自分はそんなに真面目でもないし、そう見てくれない人もいるので、そんなに自分を抑圧はしていない。我を失うほど酒にも強くない。私が全裸で叫び出すというのはなさそうである。
   
 原稿はなかなかすすまず。こういうストレスはとにかくいつもある。ただ、こればかりは書き上げるという以外に発散のしようがない。

                       春になってここぞとばかり狂いたり