ここんとこ故障ばかり2009/02/15 23:56

 金、土、日にかけて山小屋に行く。仕事でそれどころじゃないが、実は修理を頼んでおいたパソコンが出来たという連絡が入ったので、茅野市のヤマダ電機まで取りに行かなくてはならないのが、行く理由。ついでに、調査報告も書き上げる予定で行った。

 パソコンは金を掛けたお蔭で立派になって戻ってきた。でもノートパソコンを買ってしまったし、学校で使いたい人がいるというのであげることにしたが、ここまで直るともったいないという気がしてくる。

 調査報告書は何とか書き上げた。原稿用紙90枚近くになった。基礎ゼミのテキストと併せて、私は年明けから200枚近くの原稿を書いたことになる。研究論文とは違うので書くことに苦労はないのだが、それでも、よく書いたものだと感心。ただ、実は、2月締め切りの原稿(これは研究論文)は間に合いそうにない。さらに、3月までには、短大の評価報告書を作成しなきゃならない。あと100枚以上は書かなきゃならないだろう。

 今日山小屋から帰ってきたが、諏訪南のインターから乗ったのだが、高速に入ったとたん、ETCが突然エラーの表示になる。料金所では開閉バーが上がり通行可という表示が出たのに、何故なんだ、と慌てた。実はこれが二度目で、このエラーが出ると、出口の料金所では通過出来ない。つまり、ETCの料金所の開閉バーが閉まり係員が出てきて処理するまで、そこに停まっていなきゃならない。当然後から来た車は私の車になにやってんだと罵声を浴びせる。前に経験したことである。

 仕方なく小淵沢で降りて、係員に処理してもらった。原因は分からない。カードの接触不良でなく、料金所の通信機能の不具合か車のETCの機械の故障か分からないという。でも二度目なので、故障の可能性は高い。まったく、私の体といい、機械といい、ここんとこいろいろと故障する。

 首狩りを行っていたワ族の調査報告書を書いていて、やっぱり、ワ族でも首を狩られるのは嫌だったんだ、ということを確認した。40年前の記録に首を切られる者が歌ったという歌があって、それは私は村の豊作のためなら喜んで首を切られます、というような内容であった。今度の調査でそういう歌はあるかと聞いたところ、それは宗教者が首を狩られ者の代わりに歌ったものだ、ということで、本人はやっぱり嫌だというような答えであった。

 そりゃそうだよな。とりあえず首を切られるのは誰だって嫌なんだと言う当たり前のことが確認できただけでもほっとした。殺されるのは嫌だ、でも殺してしまう。これが人間の不条理だが、喜んで殺される、という不条理よりはましである。

 山小屋は春のような陽気。積もった雪もかなり溶け始めいる。そういう山路を行くチビとの散歩だけが気晴らしである。

   雪間草尿する犬を叱りけり