マンションの住人2008/10/14 00:32

 連休は日曜日に久しぶりに家に居て買い物などしただけで、土曜は研究会、月曜は授業で出講と、相変わらずである。身体の疲れもピークに来ているらしく会う人ごとに疲れてますね、と言われる。出版社に行ったとき、担当のTさんが雑談で、管理職になった奴で健康な奴はいないという話になった。それあたってます。

 どうやったら管理職にならないですむか、いい方法がないものか。仕事は半分はボランティアだなどとブログに書くべきじゃ無かったと後悔している。ああ書けば管理職を断る理由がなくなる。

 土曜の午前中に私の住むマンションでバーベキューの懇親会。庭にシートを引いての食事会である。6家族ほど集まった。越して来たばかりの私どもの歓迎会も兼ねている。今時珍しいマンションである。長屋のようなところだ。何でもこのマンションを建てたばかりの頃は、毎週のようにパーティをやっていたがそのうち飽きてしまってやらなくなったということだ。いったいどんなマンションなんだ、と思われるだろう。不思議なマンションである。みんなで出資して作ったコーポラティブハウスであるとは聞いていたが、とにかく住民はみんな仲間みたいなもので、お互いの家のことをよく知っている。もし、私どもが彼等の中に入れなければけっこうきついところかも知れない。でも、中には、他の住人とほとんど会ったことがない著名な物書きがいるそうな。変人もいるそうである。

 15戸のマンションだが、かつては6戸が大学の教員だったということだ。会社の勤め人ではない、そういう職業の人が多いのだという。ポーランド文学の研究者で著名なK氏もこのマンションの住人である。この8月に亡くなられた。この人もけっこう変人だったらしい。私も変人になりたいものだ。

 ちなみにこのマンションの4軒隣に、3軒の建売住宅が並んで建っていてまだ売れていない。実はその敷地は世界的に有名な映画監督の家だったそうだ。けっこう有名人のいるところに私は越してきたらしい。

                           初紅葉吊り広告を眺めたり