鬼バス2008/08/16 21:56

 明日から中国です。しばらくはブログもお休みです。28日に帰国の予定。帰国したらすぐにオープンキャンパスやら研究会やらと仕事が待っていて、大変そう。

 準備は何とか間に合ったお土産を買うのに苦労した。毎回、調査に協力してくれる中国人にお土産を持っていくのだが、これがいつも大変。例えば洒落た置き時計などがいいと思っていつも持っていくのだが、安いものは全部といっていいほど中国製。最近は中国製でもいいや向こうで売ってなきゃと思ってあきらめている。

 新宿のデパートでは売ってなく、東急ハンズで何とか写真立てとデジタル時計とがセットになったものを見つけてそれを二つ買い求めた。それから、伝統音楽、例えば日本の民謡、サクラなどの曲が入っているCDというお土産の希望がメールで届いて、さて困った。サクラは民謡じゃないし、唱歌かなとか、ソーラン節のような民謡持っていってもたぶん違うだろうと、いろいろ考えて、民謡や唱歌をアレンジしたCDを見つけた。

 土産物は、中国の地方で調査に入るときにその地域の文化局の局長とか共産党の書記長にわたす。十名以上の人数が村に入る場合、そういう人達の口利きがないとなかなか難しいのである。

 今日は、北川辺の友人宅が完成したので奥さんと北川辺に。友人達が集まって新築祝いの宴となった。近くに鬼バスの原生地があるということで、見学に行く。鬼バスとは蓮のことだが、他の蓮と違って大きな葉の一面にトゲがある。そして花のつぼみはその葉を突き破って出で来る。大きな葉は直径一メートルになるという。お釈迦様は蓮の上に座るイメージがあるが、この蓮の上には座れない。いかにも地獄に咲く蓮という感じだ。鬼バスという名前の通りである。北川辺が鬼バスの唯一の原生地ということらしい。

 友人宅ではお盆ということで、近くのお墓の墓参り。キュウリや茄子に割り箸で脚を四本付けて供える。それが面白かった。馬をかたどったものだろう。先祖の乗り物だ。かつて雲南でお盆の家の見学をしたとき、紙で、御輿や自動車や馬が立派に作ってあった。それを思い出した。

 帰りは、帰省ラッシュの後半と合致し、東北道と首都高は大混雑。三時間かかって帰ってきた。明日の準備。何とか明日には立てそうだ。

鬼さんも供養せんとて魂送り