虹を見る2008/07/28 00:00

 26日は研究会で学校へ。茅野からの往復であった。帰り最終の梓にのったが、塩山近くまでいったところで、長野が大雨で小淵沢より先は不通とのアナウンス。梓は塩山で動かなくなってしまった。もう10時半である。仕方なく鈍行に乗り換えて小淵沢へ。奥さんに小淵沢まで迎えに来てもらった。何とかその日のうちに小淵沢に着いたが、山小屋に着いたのは、12時を回っていた。

 今日は、午后一時に山小屋を出て、望月近くの林檎園に行く。林檎の樹の選定をするためである。秋に収穫する林檎の樹を一本決めて、その樹になる林檎を収穫出来るというもの。一本の樹で出来が良ければ200個以上は取れる。値段は1万から1万5千円。一個の値段にしたら安いものである。

 良い樹はほとんど誰かの札が懸かっていて、選ぶのに時間がかかる。欲が出るのでいろいろと目移りがする。今は小さな林檎の実をたくさんつけているが、この通りに成るとは限らない。まず間引きの摘果をする。天候で収穫が左右されるし、鳥の被害も馬鹿にならない。ここ何年か林檎の樹のオーナーになっているが、良い年もあれば悪い年もある。今年はどうだろうか。

 望月から佐久インターに出て関越から東京に戻る。奥さんの妹が五日市に住んでいるのでそこへ寄っていくことにした。鶴ヶ島ジャンクションから圏央道に入るというルートで行けば近いのだが、関越は鶴ヶ島ジャンクションを先頭に事故渋滞でのろのろ走行である。そこで東松山で降りて、下道を走って圏央道の川島インターまで行きそこからあきる野インターまで行く。群馬県と埼玉県には大雨注意報だか警報が出ていた。途中ものすごい雨であった。

 五日市によってすぐにあきる野インターに引き返し、そこから圏央道で中央高速で八王子、調布インターで降りる。途中大きな虹が正面に巨大な塔ののように立っていた。古代において虹は不吉な象徴のよう思われたのか、万葉集などには確かほとんど出てこない。蛇とみなされるのはよく聞く。何となくそんな感じの不気味な虹であった。石川サービスエリアで休憩。夕食。家に帰ったのは8時である。

 さて、今週はめちゃ忙しくなりそうだ。試験の期間だが、実は、仕事が山積している。夏休み前なのでここでやっておかないと夏休みに仕事を持ち越すのからである。夏休みといっても、私は休んでいる暇はない。ただ授業がないだけで、中国調査の準備、中国から帰ったら、すぐにオープンキャンパス、それが終わったら松江で研究会、帰ってきたらいきなり会議と、考えただけで目が回りそうである。

           何事か真っ直ぐに太い虹立ちぬ