英語と中国語2008/04/15 23:56

 寒い日と温かい人が入れ替わりで体調はよくない。今日は今年度初めての会議。ここで僅少科目が問題になった。つまり、受講人数が少ない科目のことで、あまり少ないと当然閉講ということになるが、経営側からは閉講の圧力がかかり、教員の側からは受講者数が少なくてもひひらくべきだという意見が出る。間に立って苦労するのが、学部長や学科長である。私も苦労している。

 中国から来た学生で、留学生ではないが、日本語は達者なのに英語はならったことがないという学生がいる。実は今年度から全員外国語は英語必修ということに決まった。もちろんレベル別にクラス分けするが、英語を全く習ったことのない学生のレベルは想定していない。そういう日本人はいないはずだからである。

 中国人の学生は先生どうしたらいいと泣きついてきた。とても真面目な学生で、やる気があるので、こちらとしてもつい応援したくなる。それで、私と一緒に中学の英語を勉強することにした。私も英語を忘れているから丁度いい。私が英語の読み方や意味を教えるから、それを中国語にして教えて欲しいと頼んだ。つまり、私はついでに中国語の勉強をするというわけである。週一回昼休みに勉強することにした。

 宮澤賢治の「かしはばやしの夜」を読む。今月中にこの童話について文章を書かなきゃならない。歌合戦の童話である。歌の掛け合いを研究している身としてはなかなか面白い話である。どのように論じるかはこれから。

 5月の上代の大会が九州の福岡で開かれる。その予約をする。何とか安いホテルが取れた。飛行機のチケットもとる。五月は大変だ。連休が終わったら引っ越しがあり、アジア民族文化学会の大会があり、私も発表し、次の週には、奈良での研究会、次の週は九州での大会、土日は全部予定が入った。いつものことだが、やれやれである。

            春愁の風は寂しく歌いけり

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