忘年会2006/12/09 01:49

 今日は、午前中に奥さんが山小屋に出かける。私は仕事で学校へ。午後に中大に編入したUさん来訪。まだ三年なのにもう就活だそうだ。正式ではないが一応の内定も出てしまうそうだ。青田刈りもいいとこだ。Uさんはマスコミ関係志望で今日内定の電話がかかってくるかも知れないという。そういう体験のない私などは大変だなあ、と思うしかない。

 来年私の属する学科の二部が募集停止になる。ということは、来年は二年生だけになり、来年で二部は廃止ということだ。ところがだ、留年する学生が出てきたら、廃止は出来ない。学生との契約というものがある。同じことだが、来年は一年生の授業はない。ところが単位を落とした学生については授業を用意しなくてはいけない。つまり教員一人に学生一人なんていう授業をいくつか作らなきゃいけないこともあり得る。

 今それで頭を痛めている。学生のことを考えれば授業を用意するのが当然だが、かといって授業科目を用意したのに結果的に誰も受けなかったというのも困る。受けても一人、それも受けるかどうかわからない、そういう授業を用意するのはなかなか難しい。単位を落とすかどうかは来年の二月までわからない。しかし来年の授業の時間割はもう作らなくてはいけない。どうしたらいい…。こういう苦労で私も大変なんです。

 七時までいろいろ対策を考えたが結論が出ず、私は新宿へ。新宿の居酒屋で忘年会。昔からのつきあいの連中との忘年会で、みんな歳をとった。私と同じように。一時間ほどいて新宿駅に。9時の梓で私は山小屋行きだ。梓の中で『中国の鬼』を百ページほど読む。それから岩波『文学』の和歌関係の論文を読む。また気持ちが悪くなってきた。車中で本を読むのはよくなかったのだ。けれど、座談会やら、研究報告の期日が迫ってきて、そうも言っていられない。私も師走らしく忙しくなってきた。

       師走なり走れど走れど足ゆかず

       忘年会赫ら顔も歳を取り