ウォーキングと散策と2014/03/24 23:44

 新学期が始まるまでは、プロ野球の選手と同じで、講義の準備や体力作りの日々である。数日前に体中にじんましんが出た。原因がわからない。医者に期限切れの食べ物を食べたかと言われたが食べた記憶はない。体力がおちて抵抗力がないと時々出るということだろう。今はだいぶ回復しつつある。

 やや体重が増え気味なので、毎日ウオーキングをしているが、体力がないせいか1時間歩くと疲れる。今日も、野川沿いを砧公園まで歩いて行った。50分ほどで着く。帰りは、仙川沿いを歩き、東宝撮影所を通って成城学園前の駅に出る。30分ほどで着く。このコースけっこう気に入っている。気に入る理由は、川沿いで木陰が多いのと、ばてたときに駅からバスに乗って帰れるからだ。やはりばてた。そこで予定通りバスに乗って帰る。

 午後、奥さんと、鶴見川源流の湧き水の池まで行こうということになって、車でチビをのせて出かける。町田の上小山田というところで、南大沢から町田のほうに抜ける道の途中である。道路脇に湧き水の池があり、おばあさんが掃除をしていた。どうもここらしいというので、奥さんがおばあさんにここが鶴見川源流の湧き水ですかと聞くと、不機嫌そうな顔をして違うという。ここから200メートルだという。が、近くに案内板があるのでおかしいと思いながら、200メートルほど歩いたが見つからない。そこに、自転車で遠くから源流を見に来たというおじさんが、近所の人の話だと、あのおばあさんは源流を見に来る人にめちゃくちゃなことを言うらしい、と話してくれた。

 結局、そのおばあさんが掃除していた湧き水の池が源流だったのだ。何故、おばあさんが素直にここだと言わなかったのかわからないが、たぶん、観光客が来て迷惑しているのだろう。観光客もマナーの悪い人はいるだろうから。私も、写真をとろうと池の傍の道を歩いたら、そこは私道でおばあさんにそこに入るなと叱られた。確かに、よく見るとそう書いてある。失敗であった。源流の池はたいしたことはなかったのだが、そのおばあさんはたいしたものだった。おそらく、この湧き水を心ない見物客から守っているのだろう。私たちもそのような見物人にされてしまったということか。帰りに小山田緑地の公園でチビの散歩をして帰途につく。

 帰ったらメールで、7月に、民俗学の学会で発表をしてくれと依頼が来ていた。せっかくの依頼断れないが、かといって荷が重い。民俗学会のそうそうたるメンバーの前でへたなことは話せない。テーマは「慰霊と民俗学」に関すること。つまり、靖国問題にふれざるを得ないテーマだということだ。私に依頼が来たのは、柳田の「先祖の話」の論を書いているからだ。実は、もう一つ、短歌の時評の次のテーマが「菱川善夫」だというメールも入った。これから、菱川善夫を読み、慰霊についての本も読みと、忙しくなる。

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