チビのブックカバー2013/10/21 00:16


 学園祭が終わった。読書室委員による古本市も何とかうまくいった。売り上げは去年に届かなかったが、3万円を超えることができたので、なかなか良い成績である。売り上げはユニセフに寄付することになっている。私の出した本は期待した程には売れなかった。特に、外国のSFや冒険活劇、ミステリー系はほとんど売れ残った。やっぱり、日本の本屋大賞や恋愛ものじゃないと売れないと実感。かといって、そういうのあんまり読む気がしないのだ。来年に向けての対策を考えなきゃ。

 学園祭もまあまあの盛り上がり。ミスコンがさすがに賑わった。今年は、わが学科の学生が出ていて、見事に優勝した。やっぱり自分のとこの学生が優勝すると嬉しいものである。AO入試も今日で終わり。去年よりは人数が増え、少し安心である。11月の推薦入試がどのくらい増えるのか、それが気がかり。

 助手さんがチビの写真から作ったブックカバーを製作。それを古本市で本を買った人にあげていた。種類は幾つかあるのだが、さすがにチビのブックカバーの人気が高く、直ぐに品切れになり、増刷したということだ。私も、もらいたくて、まだ読んでいないクライブ・カッスラー『アトランティスを発見せよ』を購入。チビのブックカバーを手に入れた。

 来週の土曜は成城大学で、アジア民族文化学会のシンポジウム。「伊勢神宮とは何か」がテーマである。今日の天気予報では、どうも週末に台風が接近するらしいとのこと。心配である。パネラーは、大山誠一、工藤隆。大山さんは聖徳太子はいなかったという説で有名な人。工藤さんは、『古事記の誕生』で最近テレビに出ている。この二人の話、面白いはずである。一般の人が来てくれるといいのだが。それにしても、台風には早めに来てもらって通過してくれるとありがたい。

 学園祭が終わり、お茶の水に向かった。実は、大学の時の同窓会で、私は某大学の二部出身なので、その時の同級生との飲み会である。今日はその大学のホームカミングデーなので、この日にあわせて飲み会を開いている。30年ぶりに会う人もいた。私は、28の時に大学に入り直したから、同級生はほとんど10歳下である。が、彼らももう50代半ばになろうとしている。互いに歳を重ねてきたものである。

 来週には本が出るとの連絡が入った。学会のシンポジウムには間に合いそうである。私にとっては久しぶりの単著ということになる。短歌時評の原稿も今日脱稿。明日から、柳田国男と教科書というテーマで論を書き始めないと、間に合わない。どうなることやらである。