中国語コース2011/11/17 01:26

 わが学科もかなり厳しい状況で、25年から改組をしようという計画が持ち上がっている。その改組をすすめているのが私で、中国語コースわ作ろうと考えている。学生がどれだけ集まるか分からないが、社会にニーズがあるのは確かである。だが、短大で中国語コースはほとんどない。何故無いのかというと、たぶん、女子大生は中国が嫌いという先入観念があるからのように思われる。

 確かに、中国語よりは韓流スターと話が出来る韓国語の方がすきかも知れない。しかし、社会に出て就職といったことを考えると、日本の最大の貿易相手である中国の言語は就職に有利である。みんなが嫌いだからこそ、逆に中国語を学ぶことが有利に働くのであって、そこが韓国語と違うところだ。

 これだけ英語を話す日本人が増えているのに、何故中国語を習わないのか。理由の一つは、中国人が日本語を習得して日本に来るので、中国語を話す日本人がいなくてもとりあえずなんとかなっている、ということがある。ヤマダ電機に行ったら、ちゃんと中国人の店員が日本語で家電の説明していた。しかし、それでことたりるとは思わない。中国語の出来る日本人がいれば、中国とかかわりのある企業はその日本人を雇うだろう。ただ、そういう日本人の数が圧倒的に少ないのである。

 2年間で中国語が話せるようになるのは難しいとは思うが、きちんと基礎をたたき込めば簡単な会話ぐらいはこなせるようになるだろう。まずはそれで十分である。英語と中国語のコースを作れば、とりあえずグローバリズム対応の学科として売り出せる。

 実はこの計画が通るかどうかはまだわからない。通るとまた忙しくなるが、この忙しさも潰れないで生き残っていくためには仕方がないことである。

 ある出版社から突然電話がかかってきて、「鬼」について話を聞きたいという、その出版社で出している雑誌の企画だそうだ。何で私に、と思ったが、まあおもしろそうなのでこの話に乗ることにした。某放送局関連の市民講座から、来年の特別企画で、日本史の中のシャーマニズムという講座をやりたい、やってくれませんか、という打診があった。夢枕獏の後、5、6回講座を受け持って欲しいという。これも、何で私が、と思ったのだが、まあおもしろそうなので乗ることにした。

 専門でないことにいろいろと仕事が舞い込むのは、たぶん、私の専門が曖昧で人に知られていないということの証しなのだろうと思う。好奇心で生きているようなところがあるから、専門外でもおもしろそうならすぐ食いつくのだが、この歳になるとさすがに大変ではある。無理をせず、身体を壊さないようにといつも肝に銘じるのだが、たぶん、ずっとこんな調子である。

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