スカイツリーを真下で見る2010/10/11 00:47

 今日は午後から奥さんと錦糸町駅近くのコンサートホールに出かける。マンションの住人のHさんが、墨田区で趣味でチェロを習っていて、その教室の弦楽合奏団の定期演奏会に招待されたというわけだ。メンバーはほとんどが中年以上で、素人ばかりであるが、さすがによく練習していて、それなりに楽しめた演奏会であった。

 わがマンションにはプロの音楽家もいる。時々案内をもらうが、さすがにそちらの演奏会はそれなりの料金がかかる。それに比べれば、今日はいわゆる発表会でむろん金はとらない。気軽に聴けたのがよかった。ちなみに演奏した曲はバッハの「管弦楽組曲第2番ロ短調」と他2曲。

 錦糸町は初めて行った。駅を降りたら、すぐ近くにスカイツリーが見える。こんなに近くなのである。それで、演奏会が終わって奥さんとスカイツリーに向かって歩き出した。せっかく来たのだから寄っていこうと決めたのである。錦糸町駅からまっすぐ20分ほど歩いてスカイツリーの真下に着いた。日曜とあって、結構観光客が多い。現在の高さは478メートルと書いてある。さすがに下から見上げると高いが、高すぎるのかあまり実感はわかない。

 こんな機会がないとスカイツリーを見ることがなかっただろう。Hさんに感謝である。スカイツリーの真下は東武線業平駅だが、半蔵門線の押上駅もすぐ下である。半蔵門線は勤め先の神保町も通っているし、行こうと思えばすぐに行けるということがわかった。

 行き帰りの電車で、宇野常寛『ゼロ年代の想像力』を100頁ほど読む。実は、昨日までに東浩紀の本『動物化するポストモダン』『ゲーム的リアリズムの誕生』『コンテンツの思想』三冊を一週間で読んだ。宇野常寛の本は、東浩紀を批判的に止揚したというところで、けっこう面白い。やや後出しじゃんけんみたいなところがあるが、的は射ていると思う。感想についてはまた後ほど。

                       秋の空スカイツリーか日も暮れぬ