夏の終わり2009/08/30 00:31


 今日明日とオープンキャンパス。昨日の午前中に山小屋から帰ってきて、午後歯医者へ。そして今日から出勤である。歯医者でまた三時間ちかく治療。差し歯を作るというのでその型をとるので時間がかかるらしい。疲れてしまった。学校に行けば、仕事が溜まっている。特に第三者評価が近いので、その準備の仕事がいろいろとある。

 今日は相談員で朝から受験生の相談にのっていた。この時期はあまり来ないのだが、それでも何人かは相談に来た。一番多いのが日本語・日本文学コース希望の受験生でこれは意外であった。今文学系のコースはマイナーな志向になつていてだんだんと志願者の数が減っている。人数は少ないとは言え、受けたいと言ってくれる受験生と会えたことはうれしいことである。

 歌人福島泰樹が主幹となっている文芸誌『月光』が刊行となった。なんと出版社は勉誠出版である。今度は立松和平、黒古一夫を新たな編集者に加えて装いを新たに出発である。それにしても勉誠出版は偉い。文芸誌が撤退していくこのご時世によく出版を引き受けたものである。この文芸詩『月光』に私も評論を書いている。「身もだえする抒情」という評論である。

 ちなみに立松和平は私と同じ郷里で中学校が一緒であった。私が一年のとき彼は三年生であった。一年間だけ重なっている。一度飲み会であってそのようなことを話した。私も立松のように栃木弁の訛りがあるが、立松ほどではないと思っている。まあ自分でそう思っているだけかも知れないが。

 明日は選挙、そして、私の夏の終わりでもある。原稿もたまっている。発表のための資料作りもまだだ。何よりも、校務が溜まっている。つもの忙しい日常が始まるわけだ。

                         夏の終わり少年は老いてゆく