週末はリハビリ2008/11/09 22:53

 
昨日は土曜日だが出校。やり残した仕事があるので雑務を片付け、近くの明治大学での研究会に顔をだす。例会にはでられなかったが、委員会に出席。学会の運営は財政的に大変である。何処の学会も同じである。私が代表を務めるアジア民族文化学会も基本的には赤字である。がそれでも何とかやっていけている。自転車操業だが、運営費が足りなければカンパするなど何とかしながらやっているので、今のところ持っている。

 学会の活動は結局は、研究にどういう貢献が出来るかだろう。そのことに確かな手応えがあれば、金は何とかなるものだ、と楽観視している。問題は、研究よりただ組織を維持するための組織になってしまうことで、こうなると会の運営の金の意味がまったく違ってしまう。他人の金を集めて動き出した組織を終わりにするのはなかなか難しい。何の成果もなくだらだらと続けていればそれは詐欺か出資金違反の犯罪とはいかないまでも、罪なことである。むろん、すぐに潰れるとは思うが。

 会の後で久しぶりに学会の人たちと飲み会に行く。といっても私はアルコールが今飲めないので、ウーロン茶で二次会まで付き合った。久しぶりにいろんな話をした。自分の今のテーマについて酒の席の気軽さも手伝って話をしたように思う。こういう話をしていると研究を始めた頃の25年前に時間が戻る。時々こうやって時間を戻さないと行けないのだが、忙しさにかまけて、こういう場に顔をださなくなってしまったことに、反省である。

 ここのところ週末は仕事が無ければリハビリである。10月から私は月曜から土曜までサラリーマンのように出校している。こういう勤務形態は考えて見れば20代の時に働いていたとき以来で、身体がなかなか慣れていなくて、さすがに週末は何もする気がしない。
チビとの散歩と、奥さんと三鷹のJマートに行っていろいろと買い物するとかして一日が過ぎてしまう。夜少し本を読んで、そろそろ原稿を書かなきゃと思うが、気力がなく後回しになる。

 明日からまたきつい。今度の週は月曜から金曜まで出校。土曜だけが休みで日曜は推薦入試で出校。11月はこんな調子である。

 夜、インディジョーンズの最新版を観る。ハリソンフォードもさすがに歳を取った。実年齢60代半ばだということだ。が映画の世界では相変わらずである。時代設定は1950年代、敵はナチからソ連に変わった。この手の映画もさすがに飽きてきたな、というのが感想。ただ、ここまでやるなら、ハリソンフォードが80歳、90歳のインディジョーンズがあってもいいだろう。

 チビは相変わらずソファーの背に脚をかけては時々窓の外を眺める。犬が通ると吠えるのだが、どうもそればかりではなく、ただ外の景色をみるのが好きなようだ。時々人も通っていない窓の外の景色をじいっと見ている。変な犬である。

                       冬めく街生き急ぐものばかりなり

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