ギャル系営業2008/05/29 01:26

 今年は源氏物語千年紀だそうで、源氏物語研究者は、講演で引っ張りだこだそうな。私の勤め先のU先生も忙しいらしい。万葉集の成立は定かではないから、万葉集でこういうのはなさそうだ。家持が最後に歌を歌ったのは759年だから、来年は1250年目になるが、あんまりぱっとしない。

 奈良では2010年が平城遷都1300年ということで、いろいろと準備している。万葉集の研究に少しでも役立ってくれればいいが。

 読書室委員はの活動で、今年は学園祭でイベントをやろうと、企画を立てた。古本屋を開こうというのである。先生や学生から古本を集めて安く売る。売上金は世界の貧しい子供達のために寄付する、というものだ。古本屋の名前は「きみのくにや」というのになりそうだ。学生が中心になって動いてくれている。おもしろくなりそうである。

 推薦図書もそろそろ決めなくてはいけないのだがなかなか候補作が決まらない。「みんなで読書会」というのをやろうということになった。最近の話題本をみんなでわいわい言いながら語ろうというもので、最初の作品は東野圭吾の『手紙』に決まった。まだ読んでいない。読まなくては。

 奥さんの姪っ子が成城に越してくると言って、不動産やを回っている。なかなか活動的で面白い娘である。ギャル系である。およそ成城には似合わない。大手事務機の営業をやっていて、茶髪のギャル系営業として有名らしい。やたらに超がつく言葉をしゃべる。それでも営業成績は営業所でトップだそうな。

 昨日、六本木ヒルズに住むような青年実業家三人(取引先の社長らしい)と合コンしたということだ。相手が言うには、君みたいな金髪ギャルの女性は自分たちの周りにはいないのでとても新鮮だ、今度合コンしようよ、ということだったらしい。彼女は同じギャル系を連れていって、青山あたりの高級レストランで何万円もするシャンパンを何本も開けたということだ。

 今日、我が家に泊まりに来ている。要するに、我が家の近くに越してくれば、時々食事も食べさせてくれるし、寂しくもないから、ということらしい。あんまり来るんじゃないよ、と奥さんは釘を刺していた。ちなみに、彼女は大学の時はラグビー部のマネージャーをやっていて、山小屋に日本代表を連れてきたこともある。会社でもラグビー部のマネージャーをやっている。

 仕事はさすがにきついそうだ。営業だからノルマがきついということだ。我が家に来るのはそういう愚痴をこぼすためかも知れない。彼女が来ると成城の品位は少し下がるが、明るくなるのでまあいいか、というところだ。

  嬌声や新緑など目にも入らず