そろそろ新緑2008/05/02 23:30

 今日の午前中は、山小屋の敷地内で伐採したままになっている数本の樹を片付ける。薪にするために、チェンソーで適当な大きさの丸太に切り、それを薪置き場に運ぶのである。山の斜面での仕事なので、けっこう骨が折れる。丸太はけっこう重いのである。だが、これをやって置かないと、伐採されたままの樹はただの倒木になり腐っていくだけである。

 こういう肉体労働が出来るようになったのはそれなりに体力が回復したからだろう。が、今度は奥さんが風邪を引いて熱を出した。まあこんな風にいつも交替で熱を出す。両方一緒に熱を出すわけでないところが助かる。

 午後は早めに山小屋を出て川越に帰る。天気は下り坂で中央高速で帰ったが、相模湖あたりで激しい雨になった。

 明日からは日本全国連休である。が、私は明日は学会のシンポジウムで出校。私の勤め先で行うので。4日から6日までは引っ越しの準備。この休みに本格的にやっておかないと、本当に引っ越しができなくなる。本はまだほとんど整理出来ていない。今年の私のゴールデンウィークはもう終わったのである。

 山の方はまだ芽吹いていない。が、下へ降りるにつれて新緑が山を彩る。いい季節である。蓼科聖光寺の桜が満開であった。

 夕方、チビの散歩に出たが、チビがお腹を壊している。心配である。何か変なものを食べたようだ。とにかく何でも拾い食いする癖がある。この癖はなかなか直らない。食に関する癖は本能にすり込まれてしまったようなものだから、直すのは無理だろう。人間とて同じだ。

 夜、録画しておいた朱蒙を見る。いよいよ朱蒙は独立して王国建設に着手し始めた。とにかく高句麗の建国者の物語だから安心して見ていられる。韓国時代劇シリーズはいくつか見たが、「海神」の最後はひどかった。良いもんが最後にみんな悪いもんにばったばったと殺されて終わる。今まで良いもんは何度も殺されかけては助かるの繰り返しだった。それなのに、ここまでひっぱってきてこの最後はないだろう、と思わず叫んだくらいである。

 このドラマは最悪の悲劇だったのだ。それを最初から言ってくれれば見なかったのに。それにしてもこんな後味悪い終わり方はめったにない。脚本家もどう終わっていいかわからなくてそうとうやけっぱちになったのではないか。そう思わせるぞんざいな終わり方であった。朱蒙もそうならないことを祈るばかりだ。ちなみに「海神」では、朱蒙を演じる俳優は、良いもんの主人公を殺す敵役として出てくる。私が好きなのはもう一人の敵役「ジャミ夫人」である。この夫人のファッションと、良くない知らせが届いたときの「モヨ」(何?)というセリフは毎回楽しみであった。

            新緑になってしまうのだ樹々たちよ