明日からセンター試験2008/01/18 12:41

 明日からセンター試験である。私の勤め先は会場校であるので、私は今日から二日間勤め先の近くのホテルに泊まり込みである。何しろ朝早くに準備が始まるので、家からの出勤は私には無理だ。

 今日も、その準備でこれから出かける予定。夜は、池袋で出版記念パーティ。私の短歌評論集の装丁をしてくださった間村俊一氏が句集をだされたのでそのお祝いである。かなりの人が集まるだろう。飲み会になるだろうが、どうせホテルに泊まるから丁度よかった。食べ過ぎ飲み過ぎにだけは注意である。昨日から胃の調子がおかしいので気をつけなくては。

 そろそろ身体が軋み始めていて、腰痛もだんだんと出てきた。たぶん仕事量が増えた事が原因だろうが、この私にもそれなりにストレスがあるのだということを最近自覚した。悩みなどは適当にごまかして気楽に生きてきたつもりなのだが、知らずにストレスは溜まっていたらしい。やはり歳なのだなと思う。

 そこで今考えているのは、どうやって通勤を楽にするかで、もっと通勤時間が短くなるところにマンションでもさがすかと思ってはいるのだが、問題は資金で、やはり金がないと世の中そうは思い通りにならないものである。まして今の部屋一杯の本の処分を考えたらとても引っ越しは無理そうだ。そこで、勤め先の近くにワンルームマンションを借りて私だけ単身赴任するという案が浮上。これも金がかかるが、ずっとというわけではないし、月に何日もホテルに泊まる今の生活を考えたら借りても同じではということになった。

 まだ決めていないがそういうことになるかと思う。問題は近くに安くていいところが上手く見つかるかどうかだが、無いことはないだろうと思っている。

 授業はほぼ終了。あとはテストである。今までとは違う種類の忙しい時期である。

 最近読んだ本。中沢新一『芸術人類学』、河添房江『源氏物語と東アジア世界』、工藤隆『日本起源の古代から読む』。芸術人類学は、カイエソバージュシリーズの延長にある本。分かりやすくて面白かった。私もアニミズム的な世界の現在的な意味を考えようとしているので、中沢新一の最近の本はいろいろと勉強になる。ただ、その理論はかなり抽象度が高すぎて、と言うより対象に合わせて抽象度の高さを自在に変えていくところがあるので、そこからこぼれ落ちる諸々が気になる。

 河添さんの『源氏物語と東アジア世界』も面白かった。工藤さんの『日本起源の古代から読む』もそうだが、日本はアジアの辺境である。その辺境であることを拒絶する事で日本という国家の自意識とそれを支える諸々の観念が成立した。その諸々には、文学つまり物語も神話も入っている。

 従って、もう一度辺境の小民族であるという視点から、自分たちを相対化することは必要だろう。河添さんは源氏物語において、工藤さんは古事記でそれをやろうとしている。むろん方法は違うとしても、促しているものは同じであると見た。

       
     辺境の日本てなんだ読み始め

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