めでたいこと2007/12/12 00:56

 私の研究仲間で文科に非常勤で来てもらっているE君が、短大ではなく四大のほうの専任に決まった。めでたいことである。私もとても嬉しい限りである。最初ダメもとで応募してみたらとアドバイスをしたが、その後は、どうせだめだろうとあきらめていた。というのも、応募の条件である専門分野がややずれていたからだ。

 むしろ、他大学の募集でぴったりのがあり、そっちが決まるといいねと話をしていた。彼ももう40歳過ぎたし、子供も二人いる。そろそろ定職につかないと、と心配していたが、なんとそのダメもとのところが決まって了った。世の中わからないものである。

 でもそれなりに理由があるのであって、彼は、私と同じ中国少数民族の研究だが、中国語も出来るし、日本文学の博士号も持っている。民俗学もあるいは民族学も教えられる。そういう幅の広さが結局は決めてとなったようだ。募集は中世以降の韻文が主というものである。こういっちゃなんだが一番人気の無いところの募集である。それが幸いしたようだ。他の応募者はそれこそ、中世歌人のマニアックな研究者ばかりだったそうだ。

 余裕のある国文だったらそういう人でもいいが、余裕のない女子大ではとてもじゃないが無理だろう。幅広くどんな分野でも対応出来ないと、今教員はやっていけない。どうもそう考えて、やや専門はずれるが(でもE君は連歌をやると言ったそうだが)、いろんな分野をカバー出来るということで採用が決定したようだ。

 回り道をしていろんなことに手を出すことも、自分の幅をひろげていくことだと考えれば悪くはないのである。 

 古代語の原稿を送ったあと、落ち着いて読み直してみたら、重複の文章があり、手直しをしたくなった箇所も出てきた。校正でなおす手もあるが、そういう原稿を出す事自体が恥ずかしい。だから、訂正した原稿を明日訂正版として送ることにした。あまりに忙しく、締め切りを過ぎて余裕なく書くとこういうことも起こるのだ。締め切りは守った方が間違いは少ない。私の場合は。

      目出度きこと指折り数え足焙る