歌の言葉の楽しさ2007/04/15 09:32

 今日は古代文学会の連続シンポジウム。私が司会をした。始まる前に新入生歓迎会があり。講堂に出席。新入生は50名いるかいないか。壇上でなんでこんなに少ないんだと驚く。やはり、出席を義務化しないと土曜日なんかにでてこやしない。講演会の副会長も来ていたのに、ちょっとみっともなかった。

 歓迎会を途中で抜け出しシンポジウムへ。こちらは80人ほどが集まった。けっこう盛況である。三人のパネラーによって「叙情と身体」というテーマで語ってもらった。それぞれ独自の叙情論を展開したが、発表が終わって相互討論になって、俄然盛り上がってきた。

 三人とも、学会の古参メンバーであり、それこそ30年以上も一緒の研究仲間である。その三人が、お互いの違いを認め合うのではなくて、それは違うのではないかと主張しあう展開になった。司会としては、しめしめというところである。司会が盛り上げる前にパネラー同士で盛り上げてくれて、ある意味では楽な司会であった。

 それにしても歌の言葉は面白いと思う。言葉が歌であることによって言葉はいろんな性格を帯びる。そのいろんな性格を説明することはけっこう楽しい。むろん、そんなに簡単ではない。30年以上も歌の言葉を論じてきた学会の重鎮が、いまだに違う言葉論を戦わせるのだ。私も今日は参戦しようと思ったが、司会の手前遠慮した。歌の言葉はやはり説明出来ないところを必ず残す。それをどう説明していくか、まだこの分野で楽しめそうだ。
 
 懇親会や二次会はたくさんのメンバーがきたせいか盛り上がった。私も二次会まで付き合い、少し飲み過ぎた。飲み会でこんなにしゃべったのも久しぶりだ。家に帰ったのはすでに12時をだいぶ回っていた。それから、明日(今日)の発表に向けて原稿を書き始めたが、さすがにダウン。3時頃床につく。

      春眠や次の目覚めも考えず