啄木鳥にやられる2007/03/05 01:01

 今日は山小屋にて一日過ごす。キツツキが西側の板壁に穴をあけてしまった。幅が3センチ長さが5センチくらいで、中の断熱材が少し外側に飛び出ている。このままにしておくと、雨が入ったり、ネズミなどの小動物が入り込んでしまう。すでに壁の中ネズミ(ヤマネかも知れない)が走り回っているが、これ以上侵入されたらかなわない。

 そこで、防水シールを穴のなかに詰め込み、杉板を適当に切って防腐剤を塗り、他の板壁と同じ色にして、穴の上に打ち付けた。本当は、周囲の板の壁を切り取って、新たな板壁を張るのが綺麗でよいのだが、そんな暇も技術もないので、とりあえずは応急措置ということで修理した。

 ところが、今度は、トタン屋根の垂木の凸部分を覆っていたトタンが二カ所ほど滑り落ちていて、木の部分がむき出しになっているのに気づいた。これは、屋根に積もっていた雪が滑り落ちるときに、その重量で垂木のトタンを引っ張ったからである。明日から雨だということで、これも放っておけない。放っておけば雨漏りの原因となる。そこで、屋根によじ登り、板金の工事。ずり落ちた凸の部分のトタンをスライドさせて引っ張りあげ、釘を打ち付ける。何とか修理を終えた。

 山の家は手を入れないとすぐにぼろぼろになる。それがよくわかる。何せ、樹木と動物のすみかにムリヤリ人間の家を建てているのだ。人が住まなくなればあっというまに廃屋になる。それが自然の摂理というもので当然なのだ。

 ヤマトタケルの資料を読み、そろそろ書き出さなくてはと思いつつも、出来ず。明日帰ってからだ。今日は例年より10度ほど暖かい。そのせいか何となく一日眠たい。チビのようについごろごろ寝てしまう。疲れもで出来ているか。

     瓶に立つ猫柳ゆらり和みたる