一人と二匹2006/11/04 01:11

 今日はいい天気だ。山は霞んでいる。暖かいせいだ。紅葉はここからでは下の方が見頃である。私の山小屋は標高1400㍍だが、すでに冬枯れが始まっている。
 奥さんと畑の始末。冬はニンニクなど以外は植え付けしないので、畑を掘り起こして来年の春の植え付けの時に土が硬くならないようにしておく。私はただ指示に従って労働しただけだが。
 知り合いが蓼科に山荘を購入するというのでその下見に行きがてら、蓼科別荘地内のそば屋で昼食。周囲は唐松の紅葉でこれもなかなかいい。
 恩師のN先生の畑に寄る。先生はいなかったが、よく手入れされた畑だ。近くの土手の茂みに蔓梅もどきがあったので切り取って持って帰る。部屋の飾りになかなかいいのだ。今年は山葡萄の収穫が出来なかった。毎年山葡萄のワインを作るのだが、2006年度のものはないことになる。
 山葡萄のワイン作りはなかなか難しい。山葡萄をビンに詰めて発酵させるだけだが、発酵する力より雑菌の力が勝って、たいてい黴びたりしてだめになってしまう。仕方なく焼酎をいれるとそれはもうワインではなく、ただの山葡萄の果実酒である。去年はワイン作りは成功した。今年もまたと思っていたのだが、残念。
 夕方教え子のOが一歳の子供を連れて来る。旦那は仕事で、明日の夜来るという。子供をあやしながら渋滞の中を一人で運転して来たそうだ。危ない危ない。夜に奥さんの友人のYさんが茅野駅に到着。奥さんが迎えに行く。ミニチュアダックスの犬を連れてくる。これで、我が家には、うちのチビと、ミニチュアダックスと一歳の赤ちゃんと似たようなのが三匹、ではなく一人と二匹そろったことになる。いやうるさいうるさい。
 そんなこんなで賑やかになった山小屋であった。

     冬耕の鍬の重さに陽が陰り 

     紅葉散り大根買ひて鍋洗ふ

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://okanokabe.asablo.jp/blog/2006/11/04/610828/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。