泣かせる本ばかりだ2006/10/22 23:16


 何とか三浦さんの『日本古代文学入門』(幻冬舎)の書評を書き終え、メールで東京新聞宛に送る。この本で面白かったのは、『古事記』の語り手は敗者の側に寄り添っている、という指摘。改めて指摘されるとなるほどと思う。なぜ、敗者の側に寄り添うのか。泣けるからだ。シンプルにいえばそうなる。あんまに今と変わんないといえば言える。本屋に行って平積みになっているのは、どうだ泣けるぜ、てな本ばかりだ。こういうのは変わってないんだと思う。
 外は紅葉だ。昨日から一人で過ごしている。食事は面倒なので車でコンビニまで行ってレトルトを買ってきて食べる。面倒でなくていい。さすがに近くのコンビニまで車で15分はかかる。山小屋も冬支度なのでいろいろとやることがある。風呂のシャワーから水漏れがしていて止まらない。こういうことばかりだ。
 山から降りると里では刈り取った稲を干している。稲藁を燃やしている田もある。まだ稲刈りをしていないところもある。なんでだか、穏やかだなあと感じる。

        秋天に稲藁焼きて腰伸ばし

         刈田道人も案山子も休みけり

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